BGMの制作について
バックグラウンドミュージック(BGM)とは
私たちはさまざまなシチュエーションでBGMを聴いています。ドラマや映画、コマーシャル、インターネットやビデオゲーム、ホテルのロビー、エレベーターの中などなど。
BGM(Background Music)とは、Wikipediaの言葉を借りれば、
さまざまなスタイルの受動的「音楽」、もしくは「音の風景」。
「音の風景」という響きがいいですね。BGMはリスナーが集中して聴くわけではなく、むしろ主役となる何かに雰囲気を与えるものであり、多くの場合、ボリュームも抑えられています。
ということで、BGMは決して主役にはなり得ないのですが、雰囲気作りには欠かせない存在だということがわかります。
さまざまな生活の場面で使われているBGM
映画やドラマ、テレビコマーシャル、ビデオゲーム、YouTubeの動画でもBGMはおなじみです。最近はあまりないかもしれませんが、パーティーの生演奏などもBGMに含まれるでしょう。
BGMにはさまざまなタイプがあり、商業的な役割でBGMが使用されている場面は日常生活でもよく見られます。テレビやラジオのコマーシャルでは、BGMは、より主役的な役割を与えられます。商品の雰囲気を伝えるだけでなく、特にラジオでは、BGMと出演者のセリフの相乗効果が、独特の世界を作り上げることに貢献します。
ドラマや映画などのバックグラウンドで使われる音楽は、海外ではBGMとは呼ばずにIncidentalなどと呼ぶこともあるようです。Incidentalには、「偶発的」「付帯的」などの意味がありますが、いずれにしても「主役ではないけど必ずある」的な意味合いがあるようです。
モーツァルト効果
BGMは人の記憶能力に影響を及ぼすことが知られています。「モーツァルト効果」をご存知でしょうか?1990年代に実施された研究で、モーツァルトなどのクラシック音楽を聴きながら何か違うタスクを行うと、たとえば記憶力や注意力にいい影響があるとするものです。
ただ、この「モーツァルト効果」は宣伝等に利用され賛否両論あることも確かで、ドイツ教育省は「モーツァルト効果」はないという結論を出しています。この研究は音楽を聴くことだけで知能が発達することはないとしていますが、音楽の修得が知能に及ぼす影響について否定するものではありません。(Wikipediaより)
BGM制作に大切なこと
極論を言えば、BGMは誰にでも制作することができます。特に才能が必要なわけではありません。ただ、楽しみというレベルを超えて、本気でプロを目指すのであれば努力は必要です。筆者はその昔、ポータブルタイプの4トラックレコーダーを使用して、自らのバンドのデモテープを制作したことがあります。バンドメンバーとの協同作業は楽しいものですが、そのときにもっとも感じたことは、
生演奏をただレコーディングした方がかっこいい
という、ちょっと悲しい事実でした。
もう少しまともにレコーディングできると思ったんですけど…
まっさらな状態からBGMを制作する。不可能ではありませんが、やはり勉強は必要です。半年、1年、いやもっとかかるかもしれません。もちろん、これはただBGMを作ることを目指しているのであって、このような短期間でご飯が食べられるようになるわけではありません。でも、そこには多くの試行錯誤があるはずです。プロのレコーディングエンジニアも始めはそうだったはずです。
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